気付けば僕の隣にはいつでも君がいて、季節は穏やかに流れていく。君がくれるたくさんの優しさに僕はいつも救われているんだ。
2014.01.09 Thu
君が僕に与えてくれるもの
願わくばそれと同じだけのものを返せているのならば、いい。
冬の空を、鳥が飛んでいく。
何とはなしに遠ざかるその影を見送って視線を手前に戻せば、
君のマフラーのカフェオレ色。
高すぎもせず、低くもなく、
耳馴染みの良い君の声が作る僕の名前のカタチは
きっと他の誰にも真似できない。
我が儘を言うことも、甘えることも、滅多にしなくて
きっと無自覚にいつでも無理をしてしまう、そんな不器用な君が
必要な時には安心して背を預けられる存在でありたいと
僕はいつも思っているんだ、なんて
口にはどうにも出せないけれど。
買い物帰りの並木道には色を落とした葉が舞い踊る。
風が巻き起こした小さな螺旋を
君が目で追っている。
そのやわらかな微笑みを
僕はこの先もずっと守っていけるのだろうか。
突然に思い浮かんだ問いかけを、自嘲気味に追い払う。
そう、きっと
守る、ことなど必要では無いのだ。
穏やかな存在感に秘められたしなやかな強さを知っている。
存外子供のような一面も、時折のひどく脆い一面も
全て
この世界の何よりも間違いなく大切なのだと
どうすれば伝えられるのだろう。
僕はずっと
君と同じ景色を見て歩いて行きたいと
今、本当に思っているんだ。
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