気付けば僕の隣にはいつでも君がいて、季節は穏やかに流れていく。君がくれるたくさんの優しさに僕はいつも救われているんだ。
2014.01.18 Sat
冬の通りを並んで歩く。
歩調を同じくして、すぐ近くで君を感じながら歩く駅までの道
首筋を通る北風は歓迎したいものではないし、
指先はちょっと冷たいけれど
もう少しこの道が長くてもいい、なんて
確かに僕は、今思っている。
寒いだけの季節だと、僕は冬をあまり好きではなかった。
外に出たくはないと言っていられるわけでもないけれど
わざわざ散歩に出るなんて考えてもみなかった、はずだった。
それがいつの間にか
こうして
じゃあ、駅まで歩こうかと君に微笑む自分がいて
それがちょっとだけ、不思議になったりもする。
冬寒の頃とは言っても通り沿いの生け垣は常緑を映し、
所々で鉢植えやプランターも花の色を見せてくれる。
ひとつひとつの花の名前も知らないけれど
きっとそれでもいいのだろう。
街はその時々で色を変えて
僕らの日常を包んで過ぎる。
「うん?」
ほら
こうしてやわらかな微笑みが見られるのならば
こんな冬の散歩だって悪いものでは無い。
そして僕は僕のままに、
ずっと君の傍にいたいんだ。
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