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   気付けば僕の隣にはいつでも君がいて、季節は穏やかに流れていく。君がくれるたくさんの優しさに僕はいつも救われているんだ。
2024.11.23 Sat
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2013.11.17 Sun
公園のベンチの周りに舞い落ちた乾いた葉が敷き詰められていく。
また、一枚風に乗って葉が舞う。
見上げた空は遠く青く
鳥の声すら吸い込んでいきそうだ。
こうしてまた一つ、季節は移ろっていく。
コートを厚手のものに変えて、昨日薄手のマフラーも出しておいた。
少し前までは青々として日差しに輝いていた芝生も枯れ色に変わりつつあって。
もう幾つめかの冬を間近に
僕は隣で君の声を聞いている。
この前読んだ本が面白かったこと、
街路樹の色の変わりかた
行ってみたいレストランの話から
今度来る映画のこと・・・
何時だって僕のこころに穏やかに響く。
楽しそうに話すその声が
あんまり心地がいいものだから
ついぼうっとして怒られたりもするんだけれど。
確かに僕は君と違ってあまり話すことは得意ではないから
話すのは自分ばっかり、と君は時折拗ねてしまう。
今もほら、
ミルクティーの缶を両手で大事に包みながら
視線が僕を責めている。
でも
いつでもちゃんと聴いているよ。
君は知らないだろうけれど
僕はいつだって君の声に
随分と助けられているんだ。

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