気付けば僕の隣にはいつでも君がいて、季節は穏やかに流れていく。君がくれるたくさんの優しさに僕はいつも救われているんだ。
2013.08.18 Sun
ドラマティカルな展開が
そうそう日常に落ちているはずなんて無くて
すい、と伸ばした指先は
何も触れずに空を切る。
始めなければ始まらないし
思い悩んでいるばかりでは一歩だって動けない。
海岸線を犬が走る。
久しぶりに訪れた朝の海は
変わらず何も答えてくれない。
どこからか打ち上げられた流木を犬が駆け足で越えていく。
海は青く、波が何度も寄せては返す。
ただ静かに。何も無かったかのように。
まず、何でもない毎日を
大切に思うことから始めよう。
今日という日が再び巡り来る事なんてないのだから。
去りゆくものを惜しむより
今の時間を抱き締めよう。
どうしたって僕たちは不器用にしか生きられないのだから。
「・・・そうだね」
少し伸びた襟足を細い指がくすぐったく通って
うっすら積もった鬱蒼を軽やかにはらってくれる。
君の指は魔法の指
そんな何気ない仕草で
僕の心を上向けるのだ。
そして
きっと僕はこれからも
そんな君に恋をしていくのだろう
変わらずに、ずっと。
PR
*Comment*
プロフィール
HN:
midorino
性別:
非公開
最新記事
(11/07)
(07/22)
(05/02)
(03/31)
(07/24)
(06/24)
(05/08)
(03/26)
(02/28)
(01/19)
カレンダー
P R