気付けば僕の隣にはいつでも君がいて、季節は穏やかに流れていく。君がくれるたくさんの優しさに僕はいつも救われているんだ。
2014.11.07 Fri
ふと見上げた空は
なんだかまるで、博覧会のようだった。
様々な雲が広く散らばり、
夕暮れがそれを朱から紫へと染めていく。
基本的には晴れ、なのだけれど
先刻雨もぱらりと少しだけ降った。
ああ、もしかしてと
交差点で目を凝らして見たならば
助手席の窓の向こうに、短な虹がうっすらあって。
ハンドルに両手を乗せて一呼吸。
誰かあの虹に気付いているのかな。
そんなことを思ったら
君の声が聞こえた気がした、なんて
僕らしくないのかもしれないけれど。
でも、
今更、気恥ずかしいばかりだけれど
今本当にそんな気がしたんだ。
なんだかあんまり夕焼けが綺麗だったから、と
なんだかあんまり夕焼けが綺麗だったから、と
そんな言い訳をしてみても
やっぱり君は、笑うだろうか。
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